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作新学院小学部60年の歴史 《記録から追う60年の軌跡 その2》  [その他]

【第2回 1964(昭和39)年~1973(昭和48)年】

 1964(昭和39)年,10周年を迎えた頃の小学部の校舎は3棟に分かれていたが,女子部(高校)の新校舎落成に伴い,6教室続きの旧教棟が小学部に与えられることになった。1967(昭和42)年の新学期より,新校舎が建設され,現在の第1校舎に移転。当時は小学部が1階と2階の西半分を使用し,中等部が2階の東半分を使用,そして3階には女子部の美術室と音楽室ができ,小・中・高の児童生徒が行き交うにぎやかな校舎となった。
 小学部創設後まもなく指導を始めたものに日記がある。今日のように全学年が毎日取り組むようになったのは,1957(昭和32)年ごろからであった。1972(昭和47)年に院長になった船田譲は,始業式や終業式などの折に触れて日記を書くこと,読書をすることの大切さを説いた。
 1968(昭和43)年には高等部の女子寮(現在の給食室付近)が完成したのに伴い,1階給食室を使っての本格的な学校給食が開始され,親子給食会などの行事も行えるようになった。毎日,昼食時に女子寮の給食室に出かけるのは,児童にとっていい気分転換にもなったという。
 同年,義務教育一貫の指導研究を進めるため,小・中教育を同一管理下にまとめ,小学部・中等部の児童生徒は同一行動をとるようになった。教員にとっては専門教科の研究上よい刺激を受け,児童にとっては上級生が増え,ものの見方・考え方にもよい影響を受けることになった。
(作新学院小学部50周年記念誌・作新学院100年誌・作新学院110年誌より)

【1964(昭和39)年 教室風景】
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【1964(昭和39)年 校舎移転】
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【1966(昭和41)年 運動会】
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【1968(昭和43)年 聖話の時間】
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